掘削機(ハイブリッド)

 

2020年燃費基準値達成度★★★を超えて、颯爽登場!

ハイブリッドシステムは、大胆な低燃費化および環境負荷低減を可能にする。
そしてコベルコには、標準機の開発で培ってきた低燃費油圧技術がある。
高効率ハイブリッドシステムと低燃費油圧技術が生み出す相乗効果。
それが重掘削時の燃費9.1kg/標準作業のJCMAS評価値を可能にしました。
20トンクラスにかつてない低燃費を実現したSK200Hの実力。
それはハイブリッドショベルでなくして決して届かない数値域を知ればこそ、燃料消費量にこだわり抜いて到達した新次元パフォーマンスです。
オフロード法2011年基準値適合の新型エンジンや大容量ROPSキャブなど、ハイブリッドシステムの他にも随所に数多くの新開発技術を採用したSK200H。
まさに“コベルコの新世機”を代表するフラッグシップマシンです。

低炭素型建設機械国土交通省認定
ハイブリッド機能付バックホウNETIS登録(登録番号TH-120029-A)
AIS機能付バックホウNETIS登録(登録番号KK-100065-A)

※2020年燃費基準値達成度★★★ 10.8kg/標準作業
(数値はJCMAS燃料消費量評価値)

 

コベルコの高効率ハイブリッドシステム

旋回制動時に熱エネルギーとしてロスしていた運動エネルギーを電気エネルギーに変えてキャパシタに蓄電し、エンジン出力のアシストに利用する高効率ハイブリッドシステム。パワーアシスト効果により、エンジンが担う負荷を軽減します。また、発電電動機はキャパシタの充電率を補う場合に発電機として機能します。

 

クラス最高水準のパワフルな掘削力

アーム掘削力、バケット掘削力ともに標準機同等の値に設定。20トンクラスでトッブレベルの力強さを誇ります。しかもここ一番に掘削力を10%パワーアップさせる昇圧システムも装備しています。

◆最大アーム掘削力
通 常:102kN{10.4tf}
パワーアップ時:112kN{11.4tf}
◆最大バケット掘削力
通 常:143kN{14.6tf}
パワーアップ時:157kN{16.0tf}

 

明るく視認しやすいカラーマルチディスプレイ

鮮やかな発色で見やすい液晶カラーディスプレイを採用した新型コンソール。ディスプレイ部には各種マシン情報の表示機能の他、パワーサプライモニタ機能、後方確認カメラ映像表示機能を加えています。

●ハイブリッドシステムのエネルギーの流れとキャパシタ充電率を表示するパワーサプライモニタ機能。
●後方確認カメラ映像表示機能により専用モニタ設置が不要。
●上部は燃料の残量とエンジンの水温が直感的に分かるアナログゲージ風に表示。
●下部はアタッチメントモードや燃費モードの切替えスイッチなど各種スイッチ類を集中。

 

 

全体図

アーム(2.94m)、0.8m3バケット装着時。
*印はシュー突起を含みません。[ ]内はLCタイプ。

 

主要諸元

機種名 SK200H SK210HLC
 本体型式 SK200H-9 SK210HLC-9
 車名および型式 コベルコ WCR-WB02 コベルコ WCR-WB02
 ●性能
標準バケット容量 m3
0.8(旧JIS 0.7)
 旋回速度 min-1{rpm}
11.4{11.4}
 走行速度 km/h
5.2 / 3.1
 登坂能力 %(度)
70(35)
 最大掘削力
バケット kN{kgf}
143{14,600}(157{16,000}※1)
アーム kN{kgf}
102{10,400}(112{11,400}※1)
 ●質量(標準シュー装着時)
 運転質量 kg
20,400 20,800
 ●エンジン
 型式 日野J05E-TJ
 種類 インタークーラターボ付直接噴射式ディーゼル
 定格出力 kW/min-1{PS/rpm}
117/2,000{159/2,000}(JIS D 0006-1:20000)
 燃料タンク容量 L
370
 ●ハイブリッド装置
 蓄電装置 電気二重層キャパシタ
 発電電動機 三相交流同期形永久磁石式
 旋回電動機 三相交流同期形永久磁石式
 ●油圧装置
 油圧ポンプ
形式
2連可変容量アキシャルピストン+1ギヤ
設定圧 MPa{kgf/cm2}
34.3{350}(37.8{385}※1)
 旋回モータ形式 アキシャルピストンモータ(1個)
 走行モータ形式 可変容量アキシャルピストンモータ(2個)
 油圧作動油 L
全量230(タンク内油量130)
 燃料消費量評価値※2
 Hモード時 kg/標準作業
9.1

単位は国際単位系のSI単位表示で{ }内は従来表示です。また、バケット容量、掘削力は新JISで表示しています。
※1印はパワーアップ時の値です。
※2 燃料消費量評価値は、標準的な諸元の機械について(社)日本建設機械施工協会が定めたJCMAS「(社)日本建設機械施工協会規格・エネルギー消費量試験方法」により模擬動作試験や走行試験等を実施し、それぞれの試験結果を平均的な運転頻度で重み付けたときの燃料消費効率を表す指標です。
なお、実際の作業における燃料消費量は、運転方法や作業条件(地質条件、作業内容、アタッチメントの種類、気象、整備の状況)が異なりますので、それに応じて異なった値になります。

 

作動範囲

単位mm
項目\
アームの種類
HDショートアーム
(2.4m)
アーム
(2.94m)
HDロングアーム
(3.5m)
 a-最大掘削半径 9,420 9,900 10,340
 a’-床面最大掘削半径 9,240 9,730 10,170
 b-最大掘削深さ* 6,160 6,700 7,260
 c-最大掘削高さ* 9,510 9,720 9,750
 d-最大ダンプ高さ* 6,680 6,910 6,970
 e-最小ダンプ高さ* 2,980 2,430 1,870
 f-最大垂直掘深さ* 5,570 6,100 6,470
 g-最小旋回半径 3,560 3,540 3,480
 h-同上時高さ* 7,750 7,680 7,720
 標準バケット容量(山積) 0.93m3 0.8m3 0.7m3

*印はシュー突起を含みません。バケット容量は新JIS表示です。
●バケットを反転すれば、ショベル作業ができます。
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